AIエージェントの対話や作業の進め方を整えるために作ったminim・Hikizanをまとめています。現在は、対話UIに絞ったminimを開発しています。
minim — 対話UI
minimは、AIとのやりとりを自分に合う形へ整える小さなプラグインです。返答の冒頭に絵文字を添えたひと言を置き、本文は平易な言葉で説明する。作業が続くときは、数えられる進み具合だけを見出しの末尾に添える。最後には次の行動を選択肢で示し、専用UIか「あいうえお」で選べるようにしています。
会話を整える約束
本体は、一つのMarkdownにまとめた七つの約束です。
- 依頼の目的から作業が逸れていないか確かめる
- 既存の実装や仕組みを確認し、使えるものは使う
- Gitの履歴で分かる変更経緯は、コードのコメントに書かない
- 平易な言葉で説明する
- 足りない判断を推測で補わない
- 絵文字を添えたひと言を冒頭に置き、作業が続くときは数えられる進み具合だけを添える
- 作業途中の報告を除き、返答の最後に次の行動を最大五つの選択肢で示す
会話へ直接渡す
Codexでは、タスクの開始や再開時にフックが約束の本文を直接渡します。利用者がスキルを指定する必要はありません。追加のスキルやMCPサーバーを持たず、会話の読みやすさと返事のしやすさを整える構成です。
Cursorでは、同じ本文を常時適用のルールとして読み込みます。導入用スクリプトでローカルプラグインを配置し、更新時には以前の登録を退避します。macOSのCodexとCursorのローカルIDEで動作を確認しています。
Hikizan — 作業の進め方を整えるハーネス
Hikizanは、調査、設計、実装、レビュー、提出、文章という六つのスキルを中心にした実務向けエージェントハーネスでした。環境ごとのフックを通じて起動時の情報を渡し、pi向けには画面検証や作業の巻き戻しも組み込んでいました。
モデルの自律性が上がるにつれ、作業方法を細かく定める必要性は薄れました。現在は過去の試作として残し、対話UIの試作から接続の実装をminimへ引き継いでいます。その過程は「最後に残ったのは、UIだった」にまとめています。